南の国の風と共に

南の国の教会で働いてきたミッショナリーのメモ

宣記0:このブログについて

私は あなたのなさったすべてのことを思い巡らし 
あなたのみわざを 静かに考えます。(詩篇77:12)
(ネットにおける様々な事情の故に、一連の文章においては、私たちが遣わされた国を仮にA国と表記しますことをご了承ください。)
 

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 2007年に日本の地方にある教会から宣教師として私、そして家族がA国に遣わされて2022年で15年目を迎えます。そしてその年に宣教地から日本へ帰国することとなりました。今まで様々なことがありながらも、私たち家族がここまで歩むことができたのは、神様の守りと、派遣教会、宣教団体、祈りと支援をしてくださった教会、クリスチャン皆様の祈りと様々な形を通してのサポートがあってのことと心から感謝しています。
 
 私たちは、日本の諸教会の皆様からの祈りとサポートを頂いて、日本の教会から遣わされ、現地で働きをしてきました。その中で、10年以上に渡って現地で実際に行われてきたこと、経験し、身をもって味わってきたこと、考えてきたこと、また今までネット上の媒体などで投稿してきたことも含めて、改めて何かの形でまとめたいと思っていました。
 
 それは、私自身が過去を振り返る中で、客観的な視野で物事を見るためでもありますし、A国での働きのために祈ってくださった方々に感謝しつつ、今までの歩みを改めてお伝えするためでもあります。また海外宣教という働きが私の世代だけでなく、次の世代にも引き継がれていくためにも、少しでも私なりに歩んできた足跡が何かの参考になればという思いもありました。
 
 そこで、このブログを通して、A国における今までの働きを体験談のような形でまとめていけたらと思います。A国での宣教の記録ということで、【宣記】と勝手に造語し、見出しに書いています。
 
 宣教師と一言でいいましても十人十色でして、一人ひとりの確信は違いますし、信念も性格も様々です。個性豊かな人たちです。(ですから宣教師同士がひとところに集まると、楽しい話は尽きません。)また、遣わされた国の事情や背景も同じではありません。アジアとアフリカでは、生活から働きまで様々なことが異なるかと思います。(もちろん宣教の原理・原則は世界どこに行っても同じですが。)
 
 ですので、ここで書かれていることは、他の宣教師も同じことを思ったり、同じことをしたりするということではなく、あくまでもA国に遣わされた私個人としての思いとして、また私自身の性格や、信仰的な背景などにも影響されたひとつの見方として受け取って頂ければと思います。私なりの見方や考え方が中心ですので、偏っていたり、バランスに欠けることは多いかもしれません。もし、この記録を何かの参考にされる方がおられたら、他の宣教師の見方や意見もぜひ参考にされ、バランスを取られることをお勧めします。
 
 海外宣教というと、「遠い国のお話」のように思われるかもしれませんが、この記録を通して、少しでも多くの方が、海外での働きというものを身近に感じてくださり、より関心を持っていただけたら、嬉しく思います。
 
これからの流れとして、以下のように年代順に分けて記事にしていきます。

 

 序:A国に遣わされるまで(幼少期~A国への導き、神学校、デプテーションなど)

1期:A国に遣わされてから、首都での働き(2007年~2013年)

2期:A国の地方での働き(2013年~2019年)

3期:A国の首都での働き(2019年~2022年)

 

序から3期まで、全部で50回ほどの記事を不定期で投稿できればと思っています。気長にお付き合い頂けましたら感謝です。

 

なお、 聖書の言葉の引用は、新改訳2017版を用いています。

(2022年に追記しました。)

 

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