南の国の風と共に

南の国の教会で働いてきたミッショナリーのメモ

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

宣記19【1期】宣教と危険について

A国に遣わされてしばらくした時のこと、A国と隣国との間で国境紛争から軍事衝突が起きました。今までの人生で味わったことのない「きな臭さ」のようなものを肌で感じました。 隣家の幼い子供が「戦争が始まるの?」と親に聞く声が耳に入りました。その時の軍…

宣記18【1期】現地の賛美を通して

A国の教会に出席を始める中で、現地の教会で歌われている賛美歌の多くが今まで聞いたことのないメロディであることに改めて気づきました。最初は独特なメロディのように感じ、なかなか慣れなかったのですが、次第に自分の中でも懐かしく思えるようなメロディ…

宣記17【1期】村の集会に行きはじめて

現地の言葉の勉強が1年続き、必要最低限のコミュニケーションは段々と取れるようになっていきました。当時出席していた教会では、毎週約40キロ離れた村に出かけていき集会をおこなっていましたので、その村集会に私も定期的に参加することにしました。 1.…

宣記16【1期】現地の教会に出席して

渡航1年目は言葉を学びながら、首都にあるひとつの教会に出席を始めました。その教会はアメリカ人宣教師が1990年代の後半に始めた教会でした。最初はその教会のアメリカ人宣教師のアドバイスに従って、首都にある他のいくつかの教会を訪問して集会に出席し…